Home > 製品情報ラジェータタイプ熱交換器故障の原因と対策

故障の原因と対策

一般的な故障についての原因と対策です。また弊社の調査で実際に起こった事例もまとめております。
 
状況発生個所原因対策
油漏れ ラジェータ 設計圧力・温度以上の使用 弊社に連絡してください
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腐蝕 弊社に連絡してください
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油出入口ポートネジ部 締付不足 増し締めする
シールテープの巻き忘れまたは巻き数不足 シールテープを巻き直してください
油温度の上昇   空気側フィンの目詰まり 定期清掃をお願いします
油流量不足 油流量をチェックし、規定流量を流してください
ファンが回転しない 有圧換気扇あるいは、D.Cモータ駆動ファン 電源の接続が正しくない 接続を確認してください
ブレーカが切れている 入にしてください
サーマルプロテクターが作動している 電源を切って原因を取り除き、電動機が冷えてから再運転を行ってください
ブラシが磨耗している カーボン粉を除去した後、新品ブラシと交換してください
運転中に異常音や振動がする ラジェータ ラジェータの取付ボルトが緩んでいる 締め付けなおしてください
有圧換気扇あるいは、D.Cモータ駆動ファン 有圧換気扇の取り付けボルトが緩んでいる 締め付けなおしてください
軸受けの音がする 弊社に連絡してください
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全面に錆が発生している 弊社に連絡してください
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外板 タッピンビスが緩んでいる 締め付けなおしてください
こげた匂いがする 有圧換気扇あるいは、D.Cモータ駆動ファン 羽根に何か引っかかっている 引っかかっている物を取り除いてください
周囲温度が高い 弊社に連絡してください
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その他 不都合がありましたらカムイにご相談ください
 
 

弊社の調査で実際に起こった事例

ラジェータ腐蝕

内容: 外部より何らかの腐食性液体または気体がラジエータに付着し、結果孔食が原因で発生したものと考える。 アルミニウムに孔食を発生させる含有成分として、C、Fe、Ca、Cuが挙げられる。
対策: 腐食環境を変える。腐食要因の接触を断つ。清掃を行う。
 
ラジェータ腐蝕
ラジェータに付着していた異物
 

 

ラジェータ過大圧力割れ

内容: なんらかの原因で最高使用圧力を超える過大圧力が発生したことによって油通路が変形し、油通路が破損し、漏洩に至る。
対策: 使用圧力を守る。
 
  ラジェータ過大圧力割れ   ラジェータ過大圧力割れ  
  圧力によるラジェータ破損      
 

 

ラジェータ振動/脈動による溶接部割れ

内容: 油流量の変動等による脈動の発生、配管の振動あるいはこれらの複合作用により、溶接部に亀裂が発生、漏洩した。
対策: アキュムレータなどのサージキラーをオイルクーラー入口側に設置する。切り替えバルブには、ノンショックバルブを使用する。 配管をゴムホース(1部分でも可)とし、ゴムホース自体が振動で振られないようにサポートする。 オイルクーラー油口部の配管金具の慣性重量をなるべく小さいものとし、振動で振られないようサポートする。
 
振動/脈動によるラジェータ破損
振動/脈動によるラジェータ破損