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シェル&チューブタイプ熱交換器 SHELL & TUBE TYPE HEAT EXCHANGER

シェル&チューブタイプ熱交換器(多管式熱交換器)とは、シェル(胴体)に多数のチューブ(伝熱管)を収めた熱交換器の形状を表します。小さな空間の中で大きな伝熱面積を得られ、流体の圧力損失を小さく設計できます。低温から高温、低圧から高圧また、加熱・冷却・蒸発・凝縮すべての用途に適応でき、他の熱交換器と比べても信頼性が高く、油圧業界、化学関係でもっとも広く用いられています。基本的な構造は単純なため、メンテナンスも容易になっております。

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シェル&チューブタイプ熱交換器のしくみ

特長

  • 創業(1960)以来、数々の経験と豊富な実績、また世界的にも熱交換器の研究・開発で有名なHTRIのソフトを使用した、神威産業の卓越した製品設計。
  • 世界一の細さを実現した「φ8mmフィンチューブ※1」を採用。(他に、サイズ違いやベアチューブもございます。)
  • 固定管板式での、他に例を見ない「ヘリカル(渦巻き型)バッフル※2」は高性能、そしてプレスによる量産効果でコストダウンを約束します。
  • 各種法規規格(第一種圧力容器、第二種圧力容器、小型圧力容器、ASME(NO STAMP、TEMAなど)や船舶安全法(JG)、各種船級(NK、ABSなど)などに対応、また各種非破壊検査も実施いたします。
  • SUS304、SUS316などによるSUS材での製造技術。(ALLSUSも可能)
  • チューブ、管板材質にチタン材での製作実績。
  • 胴側、管側共に高温・高圧様々な流体に対応いたします。
  • 標準品胴径3B〜10B以外にも、2B〜40Bなどの幅広い製品の製造。
  • Uチューブを使用したU字管タイプ、熱交換器を立てて設置できる縦型など、あらゆるタイプの熱交換器を製造しております。
  • ユーザー様の各種ご要求に対して、迅速な対応。

※1 チューブメーカーとの共同開発により製品化。 
※2 特許取得済み。(日本、アメリカ、台湾)

用途

圧延機、鍛圧機械、工作機械、建設機械、化学プラント、船舶、発電用、蒸気過熱器・復水器、食品加工機械、医療器械、半導体製造設備、コージェネレーション等に使用されています。

標準品各種

タイプ別説明

神威産業では「遊動管板式」を標準品としてラインアップしております。 (画像をクリックすると拡大表示されます)

  • 遊動管板式

    シェルにボルト締めされた固定管板と熱膨張に応じて動くことのできる遊動管板をもつ構造です。シェルとチューブの熱膨張差に対して自由であり、管束はシェルから抜き出すことができるので、清掃が可能です。

  • 固定管板式

    シェル&チューブタイプの一番簡単な形です。熱応力は伸縮継手により逃げています。流体が比較的低温で熱応力の逃げを必要としない場合は、伸縮継手は取り付けません。

  • 遊動頭型

    U熱応力を逃げるため、管束全体をスライドさせる構造になっています。管束は抜き出せるので、清掃が可能です。

  • U字管式

    U字管型のチューブを使用した形式です。チューブはシェルと関係なく流体の温度による伸縮が自由で、管束をそっくり引き出して清掃点検できる構造になっています。

分解図

遊動管板式 構造・材質

※胴体の直径が6B(φ165.2)以下の場合、 (22)ライナは付きません。 (21)Oリングは1本です。

標準材質

No. 部品名 材質
清水用 海水用
1 胴体 SGP
2 ボンネット (S) FC200
3 (F) FC200
4 フランジ SS400
5 管束 管板 SS400 C4621P
6 チューブ C1220T C6871T
C6872T
7 タイロッド SS400
8 バッフル SS400
9 スペーサ STKM
10 胴側ノズルフランジ SS400
11 サドル SS400
No. 部品名 材質
清水用 海水用
12 ドレンソケット SS400
13 ドレンプラグ SS400
14 防食亜鉛棒 プラグ SS400 C3604B
15 防食材 ZnB
16 温度計ソケット SS400
17 温度計プラグ SS400
18 ボルト・ナット SWRM
19 ガスケット (A) NON-ASB
20 (B) NON-ASB
21 Oリング NBR
22 ライナ SS400

製造範囲

伝熱面積 0.1㎡〜500㎡
胴径 2B〜40B
設計温度 各材料の許容範囲
設計圧力 19.6MPaG
チューブ長さ 7m以下
質量(乾燥時) 10ton以下
チューブ材質 銅、復水器用黄銅、カーボンスチール、キュプロニッケル、ステンレス、チタン
非破壊検査 PT(浸透探傷試験)、MT(磁紛探傷試験)、RT(放射線試験)、UT(超音波試験)、ET(過流探傷試験)
備考 ASME(NO STAMP)、TEMA、第一種圧力容器、第二種圧力容器、小型圧力容器、船I舶安全法(JG)等に対応。

上記の製造範囲は設計条件、またタイプ(遊動管板式など)などの各種条件により、場合によっては必ず許容できる物ではありません。
ユーザー様の各種こ要求に対して、適切な熱交換器を選定・設計・製造いたします。お問い合わせフォームよりこ相談ください。

標準型式の説明

  • 固定管板式・簡易的オイルクーラ

    共通仕様

    冷却水:清水仕様

    型式表示

    SL-305U1-R

    型式
    モデル
    ナンバー
    管側パス数
    流量区分
    バイパスバルブの有無
    (設定圧:0.29MPaG)
    SL 305
    518
    etc.
    U:2パス
    W:4パス
    1:1型
    2:2型
    無記入:無し(標準)
    -R:有り
  • 遊動管板式

    共通仕様

    冷却水:清水仕様
    冷却水パス数:2パス

    型式表示

    U-SHC-310F1

    形状・材質等
    型式
    モデル
    ナンバー
    胴側取合形状
    流量
    区分
    U:U字管式
    A:サーボ用
    L:水グリ用
    F:Oリング
    (FPM)
    SHC・HC
    冷却管:ベアチューブ
    (高・中・低粘度用標準タイプ)
    LC
    冷却管:フィンチューブ
    (中・低粘度用コンパクトタイプ)

    末尾にAが入っている場合は、標準外になります。

    2010
    303
    410
    514
    625
    870
    10160
    etc.
    F:フランジ
    P:ねじ込み
    (Rc)
    1:1型
    2:2型
    3:3型