使用上の注意

設置方法

取り付けは脚部あるいは架台にボルト等で固定しますが、その際原則として、吸込、吐出側にはできる限り障害物がないように注意してください。
ユニットの場合は、限られたスペース内に組み込まれる関係上、モータ、パネル、全周カ バー等は障害物と考えられます。
モータの場合は、熱を発生するため外気温度とラジェータ吸込温度にかなりの差が生じ、設計条件と異なってしまうことがあります。
パネル、カバーがある場合は、空気抵抗の上昇により風量が減少するため性能低下の原因 になることがあります。
AN/AOA/ADC型はラジェータ本体が総アルミニウム合金製となっております。油圧ユニットに組み込む際は振動や衝撃等による破損防止のため、 油出入口をゴムホースかフレキシブルホースで結合し、配管をサポートしてください。
AN、AOA-A-DE型のファンガードは回転する羽根を保護するものです。手指の保護は考慮していませんので、熱交換器設置場所に注意してください。 機器の据付時、移動時にはホイスト等の器具を使用してください。けがの原因になります。
AOA-A-Sシリーズの取付面側には、ファンガードがついておりません。けが・事故を防ぐため回転羽根部が露出しない場所に設置するか、 AOA-Aシリーズをお選びください。
 
 

圧力

ラジェータはすべてアルミニウム合金製です。 ご使用に際しては各ラジェータの圧力仕様(サージ圧を含む最高使用圧力)を十分ご検討の上、選定してください。
 
 

運転

カムイのラジェータタイプ熱交換器の通風方式は吹出形です。運転の際は図面、取扱説明書に従ってファンを正しく回転させてください。
万一、逆回転した場合は風量が減り性能が低下します。
回転は1極の端子(3相の場合)の差替で正回転に戻ります。
 
 

保守・点検

熱交換器点検・清掃は、6ヶ月に一度程度実施してください。
特に夏期は外気温も上昇するので、シーズン前に清掃してください。
油圧ユニット運転中油温が通常よりもかなり上昇した場合、空気側フィンの目詰まりが考えられます。取扱説明書に従って清掃してください。
清掃はすべて分解して行うのが理想的です。