使用上の注意

据付時

機器の据付時、移動時にはホイスト等の器具を使用してください。怪我の原因になります。
機器はバランスを確認後、吊り上げてください。怪我の原因になります。
吊り上げは、下図を参照してください。・ 吊り金具のあるものは、それを使用してください。
吊り具は十分な強度を有し、塗料等を傷つけないものを使用してください。
据付時
落下等により衝撃をあたえないでください。
配管を接続する前に、配管内の汚れ、ごみ、異物等を必ず除去してください。液漏れや機器の破損の原因になります。
ノズルには、配管取り付けによる荷重、あるいは熱応力がかからないように配管し、パイプサポートはできるだけノズルの近くに設けてください。機器破損の原因になります。
機器の分解、点検、組立作業のために下図に示すスペースを確保してください。
据付時
 

配管時

熱交換器に配管を接続する際は、接続位置を間違えないようにしてください。
オイルクーラの場合は、原則として、油を胴側に流し、冷却水を管側に流してください。
管側の配管は、原則として、入口を下側に、出口を上側にしてください。上下逆にすると空気溜りができる可能性があります。空気溜りができると、熱交換の妨げになるため、冷却性能不足となる恐れがあります。
熱交換器に異物が入らないように、熱交換器の前にストレーナーを設置してください。内部に異物が入ると、チューブなどが損傷し、不具合を起こす恐れがあります。
 

始動及び停止時

停止中凍結の恐れがある場合は、流体を抜いてください。機器破損の原因になります。
始動または停止の際に、バルブを急に開閉しないでください。漏れ、及びガスケット破損の原因になります。
機器に入る流体は、脈動しないようにしてください。機器破損の原因になります。
 

点検時

定期点検の期間は、機器(胴側及び管側)の汚れ具合をみて決定してください。通常は、半年または一年です。
防食材(亜鉛棒等)がある場合、半分以下に減少した時は直ちに取り替えてください。腐食の原因になります。
サドルがボルト締めの場合、ボンネットを取り外す時は下図を参照してください。怪我の原因になります。
点検時
 

保管時

保管中、機器内部に異物が入らないようにしてください。
結露防止のため、湿気の多い所に保管しないでください。
屋外に保管しないでください。
機器の上に物を置いたり、立てかけたり、乗ったりしないでください。機器破損、怪我の原因になります。
機器は、サドルを下にして保管してください。
機器内部(胴側及び管側)の流体は、必ず抜いて保管してください。機器破損の原因になります。
長期保管(2ヶ月以上使用されない状態)される場合には、選定ご依頼時またはご注文時に連絡してください。やむを得ず上記の期間を超えて保管された場合にも当社に連絡してください。湿度変化による結露のため錆発生、または腐食の原因になる場合があります。
 

水質基準値

 循環水補給水
基準値項目pH (25°C)  6.5〜8.2 6.0〜8.0
電気伝統率(mS/m) (25°C)
((µm/cm)) (25°C)
80以下
(800以下)
30以下
(300以下)
塩化物イオン(mgCl-/L) 200以下 50以下
硫酸イオン(mgSO42-/L) 200以下 50以下
酸消費量 (pH4.8)(mgCaCO3/L) 100以下 50以下
全硬度(mgCaCO3/L) 200以下 70以下
カルシウム硬度(mgCaCO3/L) 150以下 50以下
イオン状シリカ(mgSiO2/L) 50以下 30以下
参考項目(mgFe/L) 1.0以下 0.3以下
(mgCu/L) 0.3以下 0.1以下
硫化物イオン(mgS2-/L) 検出されないこと 検出されないこと
アンモニウムイオン(mgNH4+/L) 1.0以下 0.1以下
残留塩素(mgCl/L) 0.3以下 0.3以下
浮遊炭素(mgCl/L) 0.3以下 4.0以下
安定度指数  6.0〜7.0 -
「日本冷凍空調工業会標準規格 JRA-GL 02-1994」の水質基準による
(※銅管に適応)